うつ病・双極性障害
うつ病・双極性障害(躁うつ病)の背景
うつ病とは、気分が落ち込み、やる気のない状態が2週間以上続き、日常生活に支障がでる病気です。睡眠障害や食欲低下、疲れやすい、などと身体の症状がでる事もあります。
双極性障害は、そういったうつ状態とハイテンションな躁状態を繰り返す病気です。
うつ病の治療は、薬物療法、静養がメインの環境調節、カウンセリングや認知行動療法などの精神療法、の3つで、一般的な治療で半年から1年ほどで改善がみられる疾患です。
ですから、薬物療法しか受けていない場合で、治らずにお困りの方は、積極的に他の2つを取り入れると良いと思います。
しかし、標準的な治療を行っても20~30%の患者さんは長期化する、とも言われています。
長期化する患者さんの中には、実は双極性障害だったなど、後で他の病気だったと分かる方もみえます。
うつ病の治療薬は双極性障害の躁状態を悪化させる事もありますので、医師からの問診の際は自分の状況を正確に伝え、正しい診断をしてもらえる様に工夫して下さい。
双極性障害の患者さんは、うつ症状は苦痛をともなうので、医師へ訴えますが、軽躁状態の時は気分が良いので受診時に訴えない、という事があります。
精神疾患は通常の病院では血液検査や画像で診断する訳ではありませんので、受診時の問診が大切です。
治らずに困っている場合は主治医へ話しやすい環境か、自分がきちんと状況を説明できてるか、あたりを考え治すと良いと思います。
漢方薬が得意な事
うつ病、双極性障害とともに、健康保険での治療では脳に作用する医薬品を使います。
一方、漢方薬では体を丈夫にする事で、二次的に脳を健康にするものがメインです。
例えば、胃腸が弱くて栄養不足なら、脳のセロトニンを作る材料不足でうつ病になる事もあるかもしれません。
また、ハイテンション状態に体が付いていけず、計画通りにいかない事で躁うつ状態になっているかもしれません。
そういった場合は漢方薬もお勧めですが、うつ病や双極性障害に不向きな漢方薬もあるので、必ずきちんと問診をして漢方薬を選んでくれる所を探して下さい。
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・半年経っても減薬できず、治る見通しがたたない、薬の種類が増えていく、などお困りの方はぜひご相談下さい。
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