東洋医学とは

東洋医学

東洋医学とは、広義の意味ではアジアの伝統療法も入ります。狭義の意味では、漢方治療と鍼灸治療の2つのみで、日本で医療と認められている治療法も、この2つだけです。

両方とも行うにあたり、免許がいり、(但し、日本で漢方専門医の国家資格はありません)病態の把握とどこを治療すれば良いか、などの臨床推論が確立している安全な療法です。しかし、保健適応の場合、治療者が病態の把握(弁証)に時間をかけれず、正しい方法を決定できない、という問題を抱えています。


漢方薬

漢方薬とは東洋医学の治療の一つで、自然界の植物や動物、鉱石などからできた生薬を決められた分量配合し、煎じ薬やエキス剤などにし服用することで効果をあらわす医薬品です。

西洋薬(処方せん薬を含む)との大きな違いは、西洋薬は体の中で薬効を現わしたい場所を決めて投薬しますが、漢方薬では体を5つの器官(肝、心、脾、肺、腎)に分けて、その全体の調子やバランスをみて、一人ひとりに合った薬を選びます。

また、西洋薬では薬効が不必要な場所に作用しますと、副作用が発現しますし、長期使用では体の代謝経路が薬物に合わせて働いてしまいますので、色々と問題が出てきます。

一方、漢方薬では体、全体を考慮にいれた作用なので、西洋薬の様な副作用はおこりません。そして、漢方薬の中の様々な生薬の、さらに色々な成分が少しづつ体の代謝経路を正常な方向へ導き体に作用しますので、長く服用する事により、体は正常な働きを取り戻し、治癒、体質改善へと向かいます。

ただし、これらの漢方薬の有益な作用は、体質にあった漢方薬を服用する事が前提です。
間違った漢方薬を服用しますと、やはり副作用に似た問題も出てきます。

漢方薬は、例えると体の傾きを治す様なものです。そして体の傾きは体の場所によってバラバラに傾いておりますので、それに合わせて漢方薬を選ぶ事が重要です。

これを専門用語で言いますと弁証論治といいます。

ハ綱弁証で、病気の分類を、気血、臓腑弁証でどこに何がどうなっているかを、他に病気の原因と自分の体の抵抗力の関係など、を考え漢方薬や養生法を提供いたします。

最近では、漢方薬がより手軽に服用できる様になった為、間違った漢方薬を服用し、体が知らず知らずの間に反対の方向に傾いてしまっている方も多い様です。

ですから、漢方薬は必ず細かい問診により方剤を選んでくれる所(慢性病では初診で相談に1時間以上)でお求め下さいませ。

漢方薬=東洋医学ではありません。漢方薬の服用により自分の体質が段々わかってきます。東洋医学に基づいた漢方薬は、自分の体との付き合い方を知る事ができる重要なアイテムの一つです。

ちょっと時間はかかるかもしれませんが、自分の体質を知る事で、人生を楽に進む事が出来、一生の宝となります。ぜひ、ご利用下さいませ。


鍼灸治療

鍼灸とは東洋医学の一分野として飛鳥時代に、漢方薬より早く中国から日本に入ってきた医療です。鍼灸は金属の細い鍼を経穴(ツボ)に刺入、または艾(もぐさ)を燃焼させて、経穴に刺激を加えて治療します。

鍼灸医学は飛鳥時代から明治初期までの長い間、漢方薬と共に日本の医療の主流として広く使われてきました。最近でも、公的な医学研究所、医科大学、各医療機関等で、実験、研究がされ、鍼灸の効果が証明されてきましたので、日本をはじめとして、米国やヨーロッパ各国でも鍼灸が盛んになってきました。

鍼治療 
痛みを感じないくらい細い、ステンレス製の鍼を経穴(ツボ)に刺入します。刺入方は、管鍼法といい、円柱の筒を用いて痛みを感じない様に刺入します。経穴(ツボ)に刺した鍼は一定の刺激を加えてすぐに抜く方法と10~15分置いておく方法があります。

痛みや筋肉のこり、血液循環の促進に効果がありますその他、刺入せずに皮膚に接触させたり加圧させたりする方法もあり、小児鍼として乳児の夜尿症、夜泣きなどに効果があります。

灸治療
一般的に「お灸」といわれる、艾(もぐさ)を用いて経穴(ツボ)に熱刺激を加える方法です。当医院は米粒大の大きさの艾を直接、皮膚上にのせ使用する「直接灸」の方法を取っています。施灸や温灸は、ご自宅でも出来ますので、お尋ね下さい

適応など
腰痛、神経痛、リウマチ、五十肩、頸肩腕症候群、頸椎捻挫後遺症、などの痛み、シビレに対しては鍼灸が著効を示す場合もあります。一度お試しください。膝関節痛、脊柱管狭窄症、ヘルニア、ぎっくり腰もお試し下さい。また、神経疾患、運動器経疾患、循環器系疾患、消化器系疾患、婦人科系疾患、小児科疾患なども広く受け付けております。

当鍼灸院では、最初に症状、痛みの具合、部位、経過、原因、などをお聞きした後、鍼灸医学の手順にしたがって、体全体の調子を整えていきます。